シリコンバレー式最強の育て方の読書感想
概要
- 今期に入ってから1on1を実践開始していた
- ネット上で転がってる記事を読みつつなんとなくで運用していた
- 継続して実施していくために、「シリコンバレー式 最強の育て方」を読んだのでメモ
シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―
- 作者: 世古詞一
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2017/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メモ
1on1について
- 単純な定例になってしまうのは良くない
- マンネリしてしまったり、重要な時間ではないというイメージが付くと効果的な時間につながらない
- 細かい工夫や改善を考えて実施することから、質の高い時間に繋がる(重要なものという位置づけとなる)
- しらけさせないために工夫をすることが重要(こちらの努力がない惰性で実施している風に伝わると相手のやる気もなくなる)
- メンバーがそれぞれ多種多様な問題を個別に抱える時代になっているので、個人にフォーカスしたマネジメントが必要
- 個人にフォーカスをあてるのは時間かけなければできないことなので、この時間を後回しにしていたとしてもいずれ同じ労力を使う必要がある
- 後回しにしていると、同じ労力を使ったとしても良くない結果につながることが多くなるため、それなら定期的に実施することで良い結果に繋げる方が正しい
- 1on1でのコミュニケーションが増えることで、仕事でのコミュニケーションに掛かる時間を削減可能(先行投資)
- 最後に会を振り返りまとめてから、次回までにするアクションを決める(アクションは1つに絞って確実な実行を促す)
- 実施する側も完璧ではないので、等身大の自分をさらけ出すつもりで。
1on1の内容
プライベート相互理解
- 自分のことを話すことでオープンな関係を構築する
- 相手を100%受け入れるスタンスで望む
心身の健康チェック
- 毎回実施したほうがいいトピック
- 業務時間や業務量の話から、体調面についても確認する
モチベーションアップ
- 話を全部聞きだして、アウトプットを多くしてもらう。消化不全を防ぐ。
- 毎回、褒めるところを探して望む(周りからの評価を聞いて伝えることも効果的)
業務・組織課題の改善
- 現状、改善案、今後の貢献方法などについて話し合う
- 必要なのは、相手に対してこちらの意見を押し付けるのではなく、促すように動くこと
目標設定/評価
- 細かくフィードバックする機会をもつことで、お互い納得して目標に対して向き合えるようになる
- 目標と評価の関係を理解して説明出来る必要がある
能力開発/キャリア支援
- 失敗からの振り返りや、本人が気づいていない能力に気づかせるサポート
- 会社内だけでなく個人としてのキャリアプランも一緒に話をしてみるのがいい
戦略・方針の伝達
- 報告や連絡は受けるだけでなく、積極的にこちらからも共有していく
- 結果だけではなく、周りのどういった意思決定のプロセスがあったかなども共有していく